アメリカ高校交換留学プログラムでの受け入れ先となるホストファミリーは、ボランティアの家庭です。すなはち「無償」で高校生を受け入れています。海外からの留学生の食費、滞在費はこの受け入れ先の家庭によって提供されています。ホストファミリーはキリスト教の家庭が多く、その寛大な宗教精神のもとで海外からの生徒を熱心に受け入れています。実際にホストファミリーは、教会活動や福祉活動などの団体ネットワークを通じて募集されることが少なくありません。さらにホストファミリーは、その家庭に地域の公立高校に通学している中学生、高校生の年齢の子供がいることが条件に選出されることが一般的です。何事にも合理的なアメリカ人気質からいうと、ホストファミリーは海外からの高校生を受け入れることに「多くの期待」を持っているのも事実です。ひとつは、アメリカ人にとっての外国の異文化を知りたいという希望です。移民国家として発展してきた歴史を持つアメリカは、異文化に積極的に接する土壌が培われています。その他、「チョア」という家事手伝いや子守を手伝って欲しいという事情や、キリスト教会活動を支援して欲しいという期待による場合もあります。留学生は、毎週末に教会で開催されるミサや季節毎のバザーへ家族と共に参加する機会が少なくありません。アメリカ社会は、YMCA、YWCA、救世軍活動などの宗教精神に根ざした社会であることも理解して高校交換留学に参加することが望まれています。
月別アーカイブ: 2014年8月
小学生から大学生まで対応★TOEFLテスト
日本を含むアジア各国の英語学習の開始状況は、シンガポール、フィリピン、インドネシア、タイで小学校1年から、韓国、中国、台湾では小学3年から実施されています。日本でも文科省が英語学習を小学3年に前倒しして取り入れられる計画です。
英語の国際的な検定テストも近年異常なほどの多様な広がりを見せ、英語資格の覇権争いでもあるように感じることがあります。例えば、TOEFLテストひとつをとっても、 TOEFL-IBT、TOEFL ITP Test、TOEFL Primary Test、TOEFL Junior Test で TOEFLファミリーを形成して、このテストの国際的シェアの拡大を目指しています。TOEFLテストの中では、TOEFL Junor Test が英語を母語としない若年向け英語力測定テストとして、日本では文科省が推奨テストとして認定しています。
TOEFL Primary Test が8歳以上の受験者を想定しCEFR のA1-A2、 TOEFL Junior Test が11歳以上でCEFR A2-B2レベルをカバーする測定テストに設計されています。これ以上のレベルは、TOEFL-IBT、TOEFL ITP Test の上位テストでCEFR C1レベルまでをカバーしています。TOEFLテストは2014年現在、全国の8会場(札幌、仙台、東京、横浜、名古屋、大阪、広島、福岡)で実施されています。
ETSは、「TOEFLテストは、習熟レベル・認知レベル・年齢レベルに応じて作成された課題を通して、コミュニケーションスキルと英語学習者の英語運用能力を測定できる英語検定」であると発表しています。アメリカ高校交換留学には、TOEFL-IBTテスト、または、TOEFL Junior Test のスコアを利用して申し込むことができます。