今日は10月31日の土曜日です。皆が注目している「2015年のハロウィン・ナイト」がきました。テレビでは、ちょうど東京渋谷駅前の交差点とセンター街(バスケットボールストリート)の様子が放送されています。ハロウィーンのために「怪しく仮装した多くの若者たち」がスクランブル交差点を走り回っている映像が賑やかです。今年は、警察官の増員だけでは間に合わず、機動隊数数百人単位で出動したとアナウンサーが実況しています。実際のところ、ここ近年の3年くらいでハロウィーンの催しは全国的に定着してきた感があります。
さて、エースの広島オフィスが中区八丁堀交差点にあるので、中心地のシヨッピング・ゾーン広島本通りパルコ前に出かけてみることにしました。夜の10時には既に本通りが人で一杯でした。ウエディング・ドレスやテレビゲームのキャラクターなどに仮装した若者が大勢歩道にあふれて、ハロウィーンムード一色になりました。あちこちで記念撮影をするグループも多く見かけられました。クリスマス、バレンタインデー、そしてこのハロウィーンと西洋文化をことごとく自分の国流にアレンジして取り入れる日本人。ビジネスとしても、カボチャ、キャンディ、そして仮装用コスチュームの売り上げが躍進していると予想されます。
月別アーカイブ: 2015年10月
ブラジルで日本人が殺害される
悲報が入ってきました。これは南米での出来事です。
ブラジルのサンパウロ州の都市の路上で、日本人の18歳の学生が2人組の強盗に襲われ、銃で撃たれて死亡しました。地元のメディアによると、死亡したのは千葉県出身で14年前からブラジルで生活していた ルアン・オオシロさん(18)です。オオシロさんは19日の午前1時半ごろ、サンパウロ州サントス市内のパーティ会場からの帰りに知人の女性2人とバス停にいたところ、自転車に乗った2人組の男に携帯電話を渡すよう要求されたということです。オオシロさんは抵抗せずにこれを手渡そうとしましたが、2人組のうち1人が発砲して殺害されました。2人組は何も取らずに逃走しており、警察が行方を追っているとの報道です。現在、サンパウロ日本領事館は、現地に住む日本人に深夜、外出する際には警戒するよう呼びかけています。海外では信じられないことが起きるものです。たとえば、自動車のダッシュボードにおいてあったタバコを盗るためにと自動車の窓を石で壊されたり、50ドルを盗むために拳銃を発砲するという事件の報告が過去にあります。いずれの事件の共通点は、あたりが暗くなった夜間に事件が起きているということです。銃の犯罪は防ぎようがないので、外国では、くれぐれも夜の外出は控えるべきです。
SLEPテストの重要性
アメリカ高校生交換留学の申し込みに際しては、現在もSLEPの点数がプログラム参加と、実際の現地ホストファミリーへのプレースメントで重視をされています。このテストは最高得点を68点の偏差値算定による最高点として、獲得点を算定するのですが、アメリカ高校生交換留学参加合格には45点以が要求されます。このSLEP45点のレベルは、日本の英語テストを代表する実用英検で示すと「英検2級」より少し上程度といえます。従って、日本の高校で英語が得意な生徒、高校学年で英語トップレベルの生徒は達成が可能な点数といえます。テスト形式は、TOEICテストのようなマークシート筆記式で、リスニングとリーデイングの2英語技能を試す問題に、限られた時間内に答えるものです。近年は中国を含めたアジアからの参加希望者の増加で、規定点数が上がる傾向にあり、47点以上を獲得することが推奨されます。このテストで高得点を出すためには英単語力が必要で、アメリカの高校学科を理解できる内容のものまで範囲を広げて学ぶ必要があります。一番これに相違するテストは、TOEFL-ITP(PBT)ですので、近い将来高校留学を目標とする皆さんは、ぜひこのテストを体験して下さい。
アメリカのホストファミリー減少
思いだすと、アメリカの高校交換留学制度に30年近く関わってきました。当初は、アメリカ中の各州の都市から日本からの留学生に来てほしいとうファミリーが多くありました。
ファックスやテレックスで、英文の募集要項が届いたことを覚えています。その時分は、アメリカに受け入れ先となる家庭を募集して留学生をサポートする現地の文化交流財団が多く、歴史のある交換留学組織ではYYE、AFS、ASPECT、YFU、ISEなどの有力団体がこの頃から活動をしていました。時代は現代に移り、現地受入団体の活動規模は半分程度まで減少してきました。その変化の理由は何でしょうか。ひとつは、ネット社会の到来で外国の文化や社会情勢をいつでも知ることができる情報近代化への変化があります。これにより、文化交流への取り組みのニーズが減ったことは確かです。他の原因としては、アメリカの国内景気の変動があります。現地の受け入れ先家庭がスポンサーとして無償で外国人を受け入れる制度であるために経済的な安定がないとその機会が減少することはいうまでもありません。近年10年間でもサブ・プライム住宅ローン問題やそれに関わるリーマンショックなどの社会経済問題が発生して少なからず高校生留学のシステムに影響したことはいうまでもありません。とはいえ、この制度の維持発展を心から祈るばかりです。
シアトルのバス事故について
シアトルといえばイチロー選手が活躍したことのあるメジヤーリーグのシアトル・マリナーズと、名門大学として知られているワシントン州立大学が有名です。この街は、カナダと国境も近いこともあり、海外からの観光客も多く訪れています。日本人に人気のある市街地に近いところで先月大型バスの衝突事故があり、死者に日本人1名を含む事故になりました。思い出してみると、昨年アメリカでは、カリフォルニア州のサンディエゴ市郊外のハイウエーで、パロ・モア・カレッジに留学する日本人留学生の自動車事故があり、それは大きなニュースとして報道されました。アメリカのフリーウエーは制限時速が60マイルを上回ることから、通常のドライバーはkm換算では120キロ位を出してグングン走行をしています。高速道路での自動車事故がいったん発生すると、その多くが重大な事故となるので、自分でレンタカーを借りて運転をする場合でも、グレイハウンドなどの長距離バスを利用する場合でも注意と覚悟が必要になります。「自分の身は自分で守る」とういうことから、海外旅行保険などの傷害保険が必要なことはいうまでもありません。留学を行う生徒は、あらゆる局面を考えて準備をして行動したいものです。
★朝日新聞デジタル版の2015年9月25日版Web記事より引用★
米シアトルで24日昼、水陸両用の観光バスと大型バスが衝突する事故が起き、4人が死亡した。日本の外務省によると、日本人1人の死亡を確認したという。また複数の日本人を含む51人が病院に搬送され、このうち少なくとも2人が重体といい、現地でけがの状態などの確認を急いでいる。
大型バスには、近くのノース・シアトル・カレッジの留学生ら約45人が乗っていた。外務省によると、日本人1人の死亡を確認したと、現地の警察から在シアトル日本総領事館に連絡が入った。身元は明らかになっていない。死亡したのはいずれも海外からの留学生という。
シアトルの中国領事館の関係者は地元メディアに、病院や大学から聞いた話として「6カ国の48人が巻き込まれた」と話した。同校によると、留学生は約900人在籍しており、多くがアジア出身という。事故が起きたのは、シアトル中心部に近い、大きな橋の上。シアトル・タイムズによると、水陸両用のバスが車線からはみ出し、反対車線を走っていたバスの側面に衝突したという。