2016年7月23日、広島カープの黒田選手が日米通算200勝を達成しました。マツダスタジアムを赤く染めた広島のファンが待ちわびていて記録です。
この日は、留学コースの生徒さんがメンバーをつとめる「黒田選手を応援する八丁堀会」グループも、マツダ・スタジアムの広島阪神戦に出かけました。この試合では、前半に広島カープが得点をしたので、余裕を持って観戦できたそうです。
黒田選手は「本当にホッとしています。いつもファンの人に声援で背中を押されて、本当に心が折れそうな時でもマウンドに行く気持ちを常に持たせてもらって、本当に感謝しています」とインタビューに答えていました。
41歳のという年齢で、プロスポーツの世界で活躍するのは凄いことで、普段からの管理の成せる技だと思います。黒田選手は会見で「こういう日を迎えられると思ってなかった。本当にうれしく思います。自分自身でも実感がわかないというか、本当にそこまで勝ったのかなという気持ちです。日本に限らず、アメリカのチームメートとか数多くのサポートがあってここまで来られたと思っています」と、感謝の言葉を述べています。
黒田選手の座右の銘は「雪に耐えて梅花麗し=苦しまずに栄光なし。泥と汗にまみれながら、自分自身と向き合い、努力を重ねる。」
これから海外の高校留学に参加をされる皆さんに、ぜひ贈りたい言葉です。
月別アーカイブ: 2016年7月
広がる無認可校不正問題
無認可校に於ける不正問題が広がりを見せています。長野県に本校がある通信制サポート校が、定期試験の内容を故意に書き換えてその試験の難易度を下げて、生徒に解かせていたことが判明したとの報道が、2016年7月9日配信の毎日新聞よりありました。
長野県・私学高等教育課によると、その不正が行われたのは今年の2月の試験で、この高校の職員が事前に英語や数学などの複数の教科の問題を、生徒のレベルに合わせた問題に書き換えていたとのことです。長野県は、関係者からの問題指摘を受けて調査を開始し、卒業生の単位は認められないと判断してその組織に是正指導をしました。
高校生が社会に出て、あるいは大学に進学して、そこで必要となる知識を在学期間中に習得することは、彼ら自身の将来の為に必要なことです。中学校教育では学問の基礎となる教育を行います。高校教育はその内容を一段引き上げた発展レベルで教え、各生徒の就学後、就職後の活動で基幹となる知識を教授するので、しっかりとした学習の機会を生徒に与える責任があります。日本の高校でも、海外の高校でも若者に対する教育に於ける使命は同じであり、その教育機会を「教える側と学ぶ側」がしっかりとらえて実践することが望まれています。
通信制高の不正編入問題
2016年7月7日の毎日新聞の報道によると、自宅学習で高校卒業資格が得られる大手の通信制高校が、提携先となる東京のサポート校生徒を不正に編入学させていたと報道されました。このサポート校は学校教育法上の無認可校で、高校編入が認められておらず、文部科学省はこれを違法と判断したとの報道です。これをもって文部科学省はこの通信制高校に是正指導をすることになりました。
法律では、無認可校は学校教育法上の学校とならないために、無認可校の生徒が高校に入る場合は1年生として入学しなければならないとのことです。編入生は11~15年度の5年間で63人に上り、現在も5人が在籍するとのことで、編入生徒には既に推薦で都内の有名大学に進学した例もあるということです。
これに対して大手通信制の学園長は「海外のインターナショナルスクールと同様に、サポート校の単位も認定できると勘違いしていた。認識が甘かった」と釈明したとのことです。
編入生については補習をして、進路に影響が出ないようにしたいとしています。
外国の認可されている高校で取得した単位は、現在日本の高校に編入できる正式な単位とされています。従って、日本の海外留学生は、それを持って日本の高校に編入することができます。
留学生へ注意喚起
フランス、ベルギー、アメリカ、そして昨日のバングラデシュのレストラン襲撃事件に日本人が巻き込まれて8名の犠牲者をだしました。これら一連のテロリスト事件の発生を受けて日本の文科省が対策に乗り出しました。まず、全国の国公大学、私立大学や教育機関に対して、夏休みの短期留学や海外旅行に出る学生への注意喚起を促す通知を出すことを決めたとの報道がありました。この通知では、留学予定者に海外の現地情報を電子メールで知らせることや、緊急事態発生時に安否確認に利用される外務省のシステムへの登録を求めることが含まれます。今、世界中のどこにいても、安定しない世界情勢からテロリストの標的になる可能性があります。
ところで、「テロリストの攻撃に遭遇したらどのように対処するのか?」という危機管理サイトの記事を紹介したいと思います。まずは、銃声や叫び声を聞いたら、物陰に身を寄せて、姿勢を低く保つこと。そして、その音の発生する逆方向に退避する経路を探って、機敏に対応することとなっています。
しかし、現実に事件に遭遇した場合、地面に身を伏せるのが精一杯で恐怖で動くことも出来ないのではないかと思います。さらに、自爆テロなどには対応するすべがなく、結局、知らない町に旅行する場合は、「夜に出歩かない」「賑やかなレストランや人が集まるところに行かない」という事前の注意行動しかないように思えます。
留学生、自撮りに気を付けて
昨日、南米ペルーで、韓国人の男性が「自撮り中」に滝に転落する事故があったと報道されました。悪いことに、その男性は7月4日に地元警察によって遺体として発見されたと報道されています。警察によると、その男性は6月29日にペルー北東部のアマゾンにあるゴクタ滝でこの写真撮影中に足を踏み外して落下したとされています。
最近、スマホの撮影機能の発達と、自撮り棒の普及で、世界中どこでもこの撮影が流行るようになりました。万里の長城でも、エフエル塔でも、東京スカイツリーでも、ロンドン塔でも、観光客の多くがそれを行うようになりました。しかし、自撮り棒の普及は、建物や商品を傷つけたり、まわりの人に当たって怪我をさせたりというトラブルに発展する場合があります。気を付けないといけない事は、今回のように「良いアングル」や「良い背景」さがしに熱中すると、ついつい自分のポジションが不安定になることです。
自撮りの事故報告は、ペルーのマチュピチュ遺跡でもドイツ人の男性が足を踏み外し、200メートル落下して死亡しています。先月には、ロシアのシベリアの村で、レーニン像を自撮りしようとした若者が胴体部分を損傷させたり、5月にはインド北部の州で15歳の少年が銃を持った姿を自撮りしようとして、誤って自分の頭を撃ったと報道されています。
自撮りは命がけといえる撮影方法なのかもしれません。