2025年4月13日、昨日、ついに大阪・関西万博が開幕しました。1970年以来55年ぶりとなる大阪での開催とあって、全国から大きな注目が集まりました。当日はあいにくの雨と強風に見舞われたものの、約14万人が会場を訪れ、この一大イベントへの関心の高さがうかがえました。万博協会によると、半年間で2820万人の来場を見込んでいるとのことです。
しかし、初日はその盛り上がりと裏腹に、多くの課題が表面化しました。まず、雨と強風による悪天候の影響で、開会セレモニーの一環として予定されていた航空自衛隊ブルーインパルスによる記念飛行は中止に。現地に行った友人からの連絡では、それでも来場者の熱意は衰えず、万博のシンボル「大屋根リング」の下で雨をしのぎながら、多くの人々が展示や空間を楽しもうとしていたとのことでした。
一方で、運営面では混乱も見られたようです。入場には、最大で4時間待ちに。そして会場内のレストランでは最長6時間待ちという事態に。SNS上では不満の声が相次ぎ、「想像以上にひどい」「これでは楽しめない」といった投稿も散見されました。国はこうした状況を受け、今後は事前予約の徹底などを通じて、スムーズな入場を実現するよう指示を出しています。
さらに、一部の国のパビリオンが未完成のままで公開されておらず、「このままで大丈夫か」と不安を抱く来場者の声も聞かれました。準備の遅れや予算の超過、大阪駅からのアクセスの不便さなど、今後解決すべき課題は少なくありません。
それでも、今回の万博が掲げるテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」のもと、火星の石の展示や、空飛ぶ自動車のデモ運転など、未来を感じさせる革新的な内容も注目を集めています。現段階では不安の残るスタートですが、半年にわたる開催を通じて、今後の運営改善とともに、多くの人々に感動と学びを届ける場となることが期待されるので、エースのスタッフも会場訪問を楽しみにしています。55年前の大阪吹田で開催された万博のように、今回もまた、多くの人々の記憶に残る催しになることを願ってやみません。
