英語・英会話が上手で、背が高くハンサム。独特の甲高い声のナレーションで聴いてる者が買い物をしたくなるジャパネットたかたさんの高田社長が、テレビ・ショッピングの出演を終了されたことは残念なことです。
私は、深夜にテレビをつけっぱなしにして仕事をすることが多いこともあるので、深夜番組であるテレビ・ショッピングには少なからず思い出があります。そして、やはりテレビ・ショッピング番組はジャパネットたかたさんが好きです。
私は、札幌出身なので、20年前位に北海道テレビで初めてジャパネットの放送を見た時は、確か、ダチョウクラブさんがゲストで出ておられ、健康器具や家電製品の使い方をレクチャーしながら、これらの商品を楽しそうに販売していました。
商品紹介の最後に、高田社長が値段を言うと「そんなに安くて、いいんですか、社長」とダチョウクラブがつっこみ、高田社長が「いいんです。ジャパネットはさらにおまけをつけます」と言うと、「本当に、本当にいいんですか」と返す絶妙のやり取りが印象的でした。
この頃は、高田社長がひとりで他のタレントと掛け合う形のテレビ・ショーとして、エンチャーテインメント性を持って進行していました。アメリカにもこういうショッピング専門の24時間チャンネルがあり、そこからキャスターやMCが生まれているようですが、高田社長の人を引き込むタレント性は他には類を見ないものだと思います。
見渡してみると、テレビ・ショッピングには有名タレントが多数出演するものや、通販会社独自のキャラクターが司会を務める番組などもありますが、佐世保という九州の町から、自分の個性だけで勝負をして時代を駆け抜けてこられた高田社長の出演作を超えたものは、私の意見ですが、無かったように思います。
ひとつの時代を作られた高田社長、お疲れ様でした。どうぞ、いつまでもお元気で。