世界で蔓延する急速な社会のグローバル化に応じて日本の英語教育も変化しています。グローバル化の進展の中での英語力の重要性と高校留学の示す役割とはいったい何でしょうか。英語力の一層の充実は日本にとって極めて重要な問題だという意見があります。それに対応する一つの催しが十代の高校生が参加する高校留学です。今後、日本人一人一人が、国際文化理解や異文化コミュニケーションに積極的に対応することはますます重要になります。その際に、英語力の向上はかかせないので、英語力養成を目指すべきですが将来の英語教育において、その基礎的・基本的な知識・技能とそれらを活用することは容易ではなさそうです。
東京オリンピック・パラリンピックを迎える2020年はもとより、現在、学校で学ぶ児童生徒が卒業後に社会で活躍する2050年頃は、日本は、多文化・多言語・多民族の人たちが、協調と競争する国際的な環境の中にあることが予想されます。それに対応する英語教育の変化が求められるのですが、英語学習の工夫によって対応しないと、時代のスピード変化について行くのが難しいようです。人工知能AIの進歩と改革で、AIを英語学習に取り入れたりAIそのもので英語を理解する支援システムを構築したりという取り組みが進むと予想されます。
とはいえ、コンピューター技術や人工知能に頼るのではなく、生身の人間として、海外に行き、そこで学び生活する経験を踏むことがますます重要になることは間違いなさそうです。