アメリカの公立高校に1年間留学をする高校留学。この公立高校留学には2つの種別があります。ひとつは、日本の高校とアメリカの高校間提携によって互いに生徒を派遣し合う「高校間交換留学」、もうひとつはAIFSなどの米国の交流文化財団や国際交流NPO法人の主催する高校生の交換訪問プログラムである「高校生交換留学」です。この二つの制度は「高校交換留学」という呼称でウェブサイトなどのメディアで紹介されています。交換留学は何れの運営種別でも、日米文化の相互理解推進活動と青年の国際交流としての意義のもとで行われます。この留学制度は、最長で1年間現地の高校生活を通して文化交流活動を行うもので、この期間終了後は日本に帰国する規定があります。従って、現地高校での進級や卒業を目指す催しではありません。アメリカの高校で卒業を目指す生徒は私立の高校であるボーデイングスク-ルやデイスクール留学へ参加をする必要があります。アメリカ入国の為に領事館に申請するビザの種類も異なり、交換留学は「J-1」という文化交流ビザ、私立高校の正規留学は「F-1」という学生ビザを取得します。高校在学生が申込参加することが多い留学制度ですが、最近では申込者の若年化が進み、中学を卒業して直ぐに渡米してこのプログラムに参加する生徒が増えてきました。その場合は、中学2年生時に高校交換留学の出願準備を開始して中学3年時に参加申し込みをします。