留学生と広島G7サミット

留学生は、G’7サミットへの広い関わりをもっています。

2023年5月18日から4日間の予定で、広島市南区宇品島のプリンスホテルをメイン会場にG7広島サミットが開催されます。このサミットは、世界経済で重要される諸国の代表者が一箇所に集い、世界の様々な課題について議論をします。広島は、歴史的な意義と平和へのメッセージを象徴する場所として、この国際イベントを迎える準備を進めてきました。外は警備の警察官だらけです。 

このG7広島サミットの開催は、実は、大学留学生たちの注目の的でもあります。留学生は広島学生会館に集まり、この記念ボランティア活動に参加する計画を立てています。異文化体験や国際交流を通じて、彼らは留学生としての立場からの議題について話し合い、自身の意見や経験を共有する機会をうかがっています。 

このサミットには、世界の平和と安定、留学の広がり、教育制度、奨学金の進展、大学単位システムなどの、幅広いテーマが取り上げられることを期待しています。留学生たちにとっては、異なる国々の代表者が集まり、重要な問題について議論する機会を喜んでいるようです。学生は自分たちの出身国や、留学先の文化を紹介し、留学生としての視点から持論を述べることで、学生たちの声が国際舞台に届く可能性があります。 

留学生の中には、世界に向けて「核兵器のない世界」を求めるメッセージを発信する重要性を強調する人もいます。また、留学生の奨学金制度の充実が世界平和に貢献すると考える人もいます。高校生や大学の留学生たちが、自分自身の意見や提案を述べることで、より多様な視点がG7サミットで議論されるかもしれません。 

G7広島サミットでは、参加国の首脳が相互に意見交換し、共同で学生ビザの発給制度の適正化など、これからの海外留学と国際観光に関連する議題も話し合われる可能性があります。安心して世界のどこへでも行ける平和な毎日が来ることを願っています。 

広島の暑い夏-8月6日

2022年8月6日に、広島市は被爆から77年目の原爆の日を迎えました。国際平和都市・広島の中心地にある平和公園において、「平和記念式典」が厳かに開催されました。広島県出身の父親を持ち広島を選挙区とされる岸田総理大臣も式典に出席され、また国連のグテレス事務総長も出席されました。グテレス事務総長は今年4月にロシアのプーチン大統領とウクライナ戦争について会談をしたことで有名な方です。その時は、残念ながら大きな歩み寄りは見られませんでした。そのウクライナ戦争が続いている中で、世界に平和の願いを届けることは広島の望みであり、果たすべき役割であるといえます。

この1年間で4978人の被爆犠牲者の方が亡くなられました。その方々の思いを忘れることなく引き継いで、次の世代に平和の大切さと共に伝えたいと思います。広島は、美しい都市として発展し、来年5月にはG7サミットが広島市各所を会場として開催されます。世界各国の指導者の方々には広島平和記念資料館を視察して頂き、原爆と戦争の悲惨さをより深く知って頂く機会になることを期待しています。

広島から世界に渡航する若者や留学をして外国のキャンパスで学ぶ学生の皆様にも、機会があれば、平和の重要性と戦争のもたらす悲惨さ、核兵器の禁止という私たちの願いを外国の若者と英語での会話を通して話して頂きたいと思います。日本は第2次世界大戦から戦後77年たちました。それでも、今もこの戦争のもたらした影響で苦しんでいる方がおられるという現実があります。広島は、今日も暑い日が続いています。

原爆ドーム

阿部元総理の銃撃事件

トビタテ留学JAPANに、支援のメッセージをお寄せ頂いた安倍晋三元総理大臣が、2022年7月8日の午前11時に奈良市内の近鉄線大和西大寺駅前の車道で参議院議院選挙の応援演説中に暴漢より銃撃をされて死亡したとの報道が入りました。突然の訃報です。私たちにとって予期しない大変ショッキングな事件です。

阿部元総理は、英語が得意な方で東京オリンピックの招致活動や、アメリカの議会でも流ちょうな英語でスピーチされたことを思い出しました。さらにオバマ元大統領、トランプ前大統領とも英語で会話をさえていたニュースの映像を覚えていて、それを思い出すたびに胸が熱くなりました。この事件は、警護のプロであるSPが複数名ついていた中で起きた犯罪で、何とか防ぐことができなかったのかと思い残念でなりません。

以前、英会話学校のアメリカ人の英語講師が、阿部元総理の英語のスピーチを聴いて「発音がきれいでとても分かりやすい」と評していた事が思い出されます。英会話の習得にも努められた立派な政治家でした。お昼のテレビ番組「タモリの笑っていいとも」をはじめ、SMAPやダウンタウンのバラエティ番組などにも気さくに出演されたことを懐かしく思いだします。本当に惜しい政治家を失いました。阿部元総理のご冥福を心からお祈り申し上げます。どうぞ、これからは天国から日本を見守って下さい。

TOEFLセミナ-広大開催に参加

TOEFL iBTの講演会が、2022年6月19日の日曜日、ETSの主催により、東広島の広島大学で開催されたので参加しました。広島大学さんには何かとお世話になっています。今回は総合科学部L201講義室で開催されました。TOEFL公認の推進ファシリエィターであられる神戸女学院大学の田岡千明先生が講演されました。

広島市からSOGOバスセンター発のハイウエイバスで終点の広島大学行きに乗車、当日は交通渋滞もなく天気も良かったので快適なバスの旅を満喫できました。よく考えてみると、東広島に来たのは3年ぶりでコロナ禍前の賑わいのある時分。西条酒祭りで訪ねて以来です。空港・大学・新幹線停車駅が開設されてこの30年間で大きく発展した東広島市は、昔は、畑と酒蔵の町でしたが、随分ビルが増えて発展しています。

広島大学のキャンパスは相変わらず広々としていて、緑の丘の向こうに学舎が広がり、西の筑波大学をイメージして造られた(らしい)構内に「アリゾナ州立大学サンダーバード経営大学院広島大学グローバル校8月開学」の看板もかかげられていました。

TOEFLのセミナーでは、TOEFL iBT問題の出題傾向や、コロナ発生以降に普及した自宅で受けるHome Edition Testについて話をされ、テスト対策の勉強方法や、教材(ETSのオフイシャルテキスト)の使い方などの参考になる話を聞きました。My Best Scoreの話も出ましたが実際このスコアを認定するアメリカの大学は多くない実感があります。最近は逆に、セクション毎に設定された規定最低点がスコアメークを難しくさせています。これはIELTSも同様で、総合点(全体点)で良くてもダメというのは受験者にとって厳しいシステムです。特に、受験料が高く円安の今日1回3万円のテスト代は決して財布に優しい検定試験とは言えません。せめて日本の英検1級位の受験料にして頂きたいと思いますが、ETSアメリカ本部様、いかがでしょうか。講演を担当された田岡先生、有り難うございました。

「とうかさん大祭-2022」英会話の生徒さんと留学生で参加

広島市の夏の風物詩といえば「とうかさん」です。今年は3年ぶりに開催されましたので英会話教室広島校の生徒さんと、留学協会の海外留学担当スタッフの皆さんと行きました。広島市の三川町にあるとうかさん=圓隆寺の祭礼は、毎年6月に開催されるのが恒例ですが、コロナ禍の影響で昨年も一昨年も開催されませんでした。今年、2022年は、6月2日、3日、4日の3日間開催されてと多くの人で賑わいました。英語教室の生徒さんは英語のロゴが入ったゆかたで参加された方もおられました。英語でのデザイン浴衣が斬新です。今年は、中央通りの歩行者天国の設営が見送られて残念でした。露店の規模も縮小されましたが、それでも圓隆寺の前の交差点歩道には午後8時から9時には人々が車道まで溢れて大変でした。お寺の境内では500個以上の赤ちょうちんが点り、赤い光がきれいで、昔なつかしい雰囲気が戻ってきて幸せな一時でした。大半の人たちは感染予防のためにマスクを着けて祭りに参加していました。ゆかたとマスクのコントラストを見慣れないので異様といえば異様、とはいえ一つの時代を示していたのは確かです。いつか、「こんな時代があったね」と、中島みゆきさんの唄の歌詞をバックにこの映像が流れるかも知れません。

地域の新聞報道によりますと、参拝者はこの3日間で10万人に迫った模様です。広島市中区の中央通り一帯は3日間で30万人の人出があったとのことで、確かにドンキホーテの飲み物が相当売れているようでした。来年は八丁堀から流川まで規模を拡大して、とうかさんが昔のように開催されることを願っています。

とうかさん1
とうかさん2
とうかさん3
とうかさん4
とうかさん5

犯人は高校生、アメリカのテキサスでまた銃犯罪

ウクライナ戦争とプーチン大統領についてのネット・ニュースが毎日続いている今日この頃です。日本では、山口県阿武町で、4630万円がこの街の役場から誤って24歳の男性に振り込まれ、それがネットカジノで使われた出来事が世間の話題になっています。

そこに、新しいニュースがアメリカから届きました。5月24日の午後に、アメリカ・テキサス州・ユバルディの街の小学校で児童が銃で撃たれる事件があったとの報道です。この町、ユバルディはサンアントニオとオースティンから比較的近く(100キロ位)、日本からの高校生が高校生交換留学で、サンアントニオ・ウッドラン・パーク高校に留学しています。この高校留学生の石川君からのメールによると、現地では大騒ぎになっているそうです。テキサス州の警察の発表では、合計で子供19人と小学校教員2人が殺害されて、けが人も同数位いる模様です。さらに、ショックなのは犯人が18歳の高校生との事で、最後は現場で警察官に撃たれて死亡したとのことです。

アメリカでは、毎年銃による事件が頻発して、その犠牲者数は年間数千人に上ります。いつも言われることですが、銃を持つ事そのものを禁止できないとしても、銃が犯罪に使われないようにする「ガン・コントロール」を徹底できないものかと思います。アメリカでは犯罪が起きると必ず銃が使われます。市中に出回っている銃の数が国民の数より多いというのは、日本人的な視野からすると異常と言うしかありません。亡くなられた犠牲者のご冥福をお祈りします。

英語合宿は、短期で英語を習得できて英会話も上達
英語合宿は英会話上達で人気 No1。短期集中の少人数制クラスで好評です。いつでも参加でき給付金利用も可。資格取得、成績向上、受験準備に役立ちます。海外留学の効果と同じ英語合宿を「広島」で、短期の集中学習で絶大の効果あり。ACE英語レッスン風景遠方の方で、急に英語が必要な方、忙しい方に最適な宿泊型英語集中コースです。 限られた時間を最大限に生かして、TOEFL、IELTS、TOEICのスコア達成に利用できる英語コースが好評。 1~5週間コースを、いつでもスタートできます。英語漬けの毎日で即効性ある実力養成、TOEFL、アイエルツ IELTS、トーイックTOEIC 高得点を獲得、大学・高校留学に対応する英語力養成、海外留学より割安予算で充実の国内留学、フイリピン留学などと比べて安全で安心、充実レッスン+学修支援+宿題サポート+模擬テストをご提供、短期速習コースは徹底指導で上達が可能。充実の国内合宿コースを経済的費用で提供、まるで「国内留学」、英語力が短期で向上。英語の、読む・聴く・書く・話す、を徹底指導、入校時に英語力判定テストを実施。受講スタート後も模擬テストを行い、その結果で学習達成度を確認します。 短期間で上達を実感できるのが特徴です。高度な英会話力も養成できる資格試験対応の指導が好評です。3名程度の少人数制クラスですので、 時期により参加をお待ち頂く場合があります。参加をご検討中の方は早めにご予約下さい。

マリウポリ大学に思うこと

ロシアによる激しい攻撃で破壊されたマリウポリは、この国が侵略されるまでは、とても美しい街でした。マリウポリは、観光ガイドなどでも日本人にはあまり馴染みがない街ですが、街の主要産業であるヨーロッパ最大のアゾフスタリ製鉄所がロシア群に激しく攻撃されていることで、最近ニュースで街の名前がアナウンスされる機会が増えています。ウクライナ東部のドネツィク州にある、アゾフ海に面した港湾都市でロシアのウクライナ侵攻前は40万人の人々が平和に暮らしていました。
マリウポリには、国立マリウポリ大学と、この他にプリアゾフスキー工科大学がありました。この2つの大学とも、ロシアのミサイル攻撃で大学キャンパスが破壊されて、その模様がテレビで放映されました。現在これらの大学の学生は、キーウなどに疎開して一部の生徒はウクライナ大学が配信しているオンラインで授業を受けているそうです。
例えば、私たちの国の大切な教育機関である大学郡が、他国の侵略を受けてミサイルで攻撃されるとしたら、それは異常な事態であり大変悲しいことです。日本人として出来ることは限られますが、将来のウクライナの教育機構の再生や文化活動の支援などに深く関わりたいと思います。早く、平和で穏やかな日々がウクライナの学生と、全ての人々のもとに戻ることを願ってやみません。

university

帰れない留学生たち

世界に広がった肺炎を伴う新型コロナウイルス。アジアでも、アメリカでも、ヨーロッパでも、ロシアでも、アフリカでも、中国でも、コロナウイルスの蔓延によって多くの罹患者が出ています。中国では、ゼロ・コロナ政策のもとで徹底したPCR検査と隔離対策を行い、ヨーロッパ諸国ではロックダウンを継続しています。オーストラリアやニュージーランドでは、国内のロックダウンとともに、外国人の入国禁止を打ち出し、多くの航空便がこれらの国に乗り入れることができなくなっています。

大変なのは現地に留学中の日本人の学生達です。例えば、ニュージーランドから仮に航空便が飛び立てるタイミングで日本に帰国できたとしても、再渡航の目処が立たないので学年途中の生徒は日本に帰国すると、それは学校の出席日数に影響するので留年をすることになります。大学やカレッジは規模が大きいので、オンラインによるデイスタンス・ラーニング授業で単位を出すとのことですが、ニュージーランドに滞在している高校留学生たちは現地の夏休みに日本に帰国できなくなっています。多くの生徒はそのまま滞在先を継続することとになりそうです。コロナ禍が与えた留学生への影響と不便は計り知れません。このコロナウイルスが無くなることはないので、将来どのような生活を送ればいいのか、外国とどう係わればいいのか、不安な日々が続きます。

中国で発生したウイルス病

新型のコロナウイルスを原因とした肺炎患者が中国の武漢で増えているという報道がありました。事件の重大さから、先月末に日本政府はチャーター航空機を仕立てて在中邦人の救出のために武漢空港に向かわせました。この便で帰国した日本人200人のうち、2人の男性からコロナウイルスが検出されたと日本の厚労省からアナウンスされ、心配な状況が続いています。この病気は、中国では相当に深刻な問題としてクローズアップされ、軍隊が武漢の街を閉鎖して人々の移動を制限するなど大変な状況になっている模様です。当然、今後の海外渡航制限が心配され、隔離政策などが取られるようです。この病気の症状の有無にかかわらず、2週間の隔離施設滞在が求められることは旅行者にとって大きな負担になります。日本国内でも既に10人以上の感染者が発見されており、その方々から伝染することを考えると決して楽観視できない状況です。これから外国に渡航する方や留学をする生徒さんは、渡航先の入国拒絶や、留学先での隔離と帰国時の隔離など今まで経験したことのない苦難が予想されます。さらに、この病気が外国への人々の移動を制限することから、文化や学術の交流が遮断される可能性があります。科学者により、新しいタイプの伝染病発生の脅威が予想されていましたが、いよいよこのウイルスによって今後数年間は海外留学に多難な状況が続くかもしれません。

アメリカ高校の銃事件

アメリカのカリフォルニア州シトラス市に留学中の高校生からメールが届きました。
この州の公立高校で、11月14日の朝に、その高校の生徒が銃を発砲して5人の死傷者がでたとのことです。
日本でも即座にこのニユースが報道にされました。この事件が起きたのは、ロサンゼルス・ノースリジョンのレッドランド市に向かう途中のサンタクラリタ市にある高校との報道です。この地域の高校は、白人に混じってメキシコ系移民も多いとのことです。事件が起きたのは、授業が始まる直前だったそうで、監視カメラの映像には生徒が銃を取り出し生徒に向けて発砲する様子が記録されているとのことでした。
アメリカでは、近年高校生の銃による事件が多発しています。1999年にコロラド州のコロンバインの高校で銃乱射事件が起きた時は、アメリカ国内の若者25万人以上が銃による暴力を学校で経験したことがあるという事実から、大きなセンセーションを巻き起こし、米議会上院では真剣に銃規制が議論されるきっかけになりました。
今回の事件でも一部の上院議員は「行動を取らなければ私たちも共犯者だ」と主張し「これは政治的責任だけでなく、モラル上の責務だ」と述べ非常に深刻に受け止めていると表明しています。
この銃の規制は、アメリカの国論を二分する問題です。2017年の統計では、国民の約4割が銃を所有するか、銃がある家庭で暮らしているとのデーターがあります。アメリカは銃を使った殺人事件の発生率が先進国で最も高い国であることを留学をする方々は認識した上で渡米して下さい。