TOEFLセミナ-広大開催に参加

TOEFL iBTの講演会が、2022年6月19日の日曜日、ETSの主催により、東広島の広島大学で開催されたので参加しました。広島大学さんには何かとお世話になっています。今回は総合科学部L201講義室で開催されました。TOEFL公認の推進ファシリエィターであられる神戸女学院大学の田岡千明先生が講演されました。

広島市からSOGOバスセンター発のハイウエイバスで終点の広島大学行きに乗車、当日は交通渋滞もなく天気も良かったので快適なバスの旅を満喫できました。よく考えてみると、東広島に来たのは3年ぶりでコロナ禍前の賑わいのある時分。西条酒祭りで訪ねて以来です。空港・大学・新幹線停車駅が開設されてこの30年間で大きく発展した東広島市は、昔は、畑と酒蔵の町でしたが、随分ビルが増えて発展しています。

広島大学のキャンパスは相変わらず広々としていて、緑の丘の向こうに学舎が広がり、西の筑波大学をイメージして造られた(らしい)構内に「アリゾナ州立大学サンダーバード経営大学院広島大学グローバル校8月開学」の看板もかかげられていました。

TOEFLのセミナーでは、TOEFL iBT問題の出題傾向や、コロナ発生以降に普及した自宅で受けるHome Edition Testについて話をされ、テスト対策の勉強方法や、教材(ETSのオフイシャルテキスト)の使い方などの参考になる話を聞きました。My Best Scoreの話も出ましたが実際このスコアを認定するアメリカの大学は多くない実感があります。最近は逆に、セクション毎に設定された規定最低点がスコアメークを難しくさせています。これはIELTSも同様で、総合点(全体点)で良くてもダメというのは受験者にとって厳しいシステムです。特に、受験料が高く円安の今日1回3万円のテスト代は決して財布に優しい検定試験とは言えません。せめて日本の英検1級位の受験料にして頂きたいと思いますが、ETSアメリカ本部様、いかがでしょうか。講演を担当された田岡先生、有り難うございました。

マリウポリ大学に思うこと

ロシアによる激しい攻撃で破壊されたマリウポリは、この国が侵略されるまでは、とても美しい街でした。マリウポリは、観光ガイドなどでも日本人にはあまり馴染みがない街ですが、街の主要産業であるヨーロッパ最大のアゾフスタリ製鉄所がロシア群に激しく攻撃されていることで、最近ニュースで街の名前がアナウンスされる機会が増えています。ウクライナ東部のドネツィク州にある、アゾフ海に面した港湾都市でロシアのウクライナ侵攻前は40万人の人々が平和に暮らしていました。
マリウポリには、国立マリウポリ大学と、この他にプリアゾフスキー工科大学がありました。この2つの大学とも、ロシアのミサイル攻撃で大学キャンパスが破壊されて、その模様がテレビで放映されました。現在これらの大学の学生は、キーウなどに疎開して一部の生徒はウクライナ大学が配信しているオンラインで授業を受けているそうです。
例えば、私たちの国の大切な教育機関である大学郡が、他国の侵略を受けてミサイルで攻撃されるとしたら、それは異常な事態であり大変悲しいことです。日本人として出来ることは限られますが、将来のウクライナの教育機構の再生や文化活動の支援などに深く関わりたいと思います。早く、平和で穏やかな日々がウクライナの学生と、全ての人々のもとに戻ることを願ってやみません。

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