近年、英語試験の中でも特に注目を集めているのが「IELTS(アイエルツ)」です。エースの調査によると、世界的にはTOEFLやTOEIC、近年ではDuoLingo English Testなども使われていますが、進学だけでなく、学生ビザ、労働ビザ、永住権申請、さらには移住や医療ライセンス取得など、より幅広い用途で使用されているのがIELTSです。特にイギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダといったコモンウェルス諸国では、その公式な英語力証明として圧倒的な信頼を得ていると申せます。
IELTSには「Academic」と「General Training」という2種類のモジュールがあり、前者は大学・大学院への進学や専門職資格の取得に、後者は移住や就労目的に適しています。リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能を総合的に評価する形式は、実際のコミュニケーション能力を重視する国際社会において高く評価されています。特にスピーキングが1対1の面接形式である点は、「使える英語力」を重視する企業や政府機関にとって重要なポイントでしょう。
多くの人がTOEFLを選ぶ理由は、アメリカの大学への進学に使えるからです。しかし現在では、アメリカの多くの大学でもIELTSが認められており、しかもアメリカ以外の国に視野を広げた場合、IELTSの方が圧倒的に対応範囲が広いのが現実です。たとえば、オーストラリアやニュージーランドでは、労働ビザや移住申請時にIELTSのスコアが直接的に必要となります。また、看護師や医師などの医療系国家資格を取得する際にも、IELTSスコアの提出が義務付けられている国が多くあるのです。
今後、世界で英語を使って学び、働き、暮らしていきたいと考えるなら、TOEFLやTOEICだけでなく、より実践的で汎用性の高いIELTSの対策を行っておくことが、将来の選択肢を広げる鍵となるとエースは考えています。IELTS第一主義という考え方は、単なる試験の選択ではなく、グローバルな未来を見据えた戦略的な選択といえます。そういう意味で、エースの英語資格取得コースは、皆様の英語学習に役立つプログラムといえます。
