アメリカの高校は、日本の高校同様にクラブ活動を含めたスポーツ活動が盛んです。日本からの高校留学生も、野球部などで活躍する生徒がいます。高校がアメリカのどの州にあるのかによって、例えばカナダに近い北の方の州か、またはメキシコに近い一年を通して暑い州かによって盛んなスポーツの種類が異なります。日本からの高校留学生が比較的多く滞在する北に位置する州、ミシガン州やオハイオ州では、秋はサッカー、クロスカントリー、水球、フットボールなどが盛んになり、冬は屋内競技のバスケットボール、水泳、ホッケー、スキー、スノーボードが盛んに行われています。春は、陸上、テニス、ラクロス、ラグビーなど様々なスポーツ活動がこの地域のアメリカの高校クラブとして繰り広げられています。逆に南の州は雪がほとんど降らないので、ウインタースポーツ係クラブはほとんどないと高校留学生からレポートが届いています。
日本の高校では一度入ったクラブは、高校を卒業をするまで退部することがあまりないようです。日本の運動部ではその活動を毎日の放課後、日没まで練習を行っているクラブがありますが、アメリカではクラブ活動の日が、例えば週に月・水の2日と決まっていて、その日の練習も2時間位で切り、あくまでアマチュアとして活動をしています。アメリカの高校生で、将来、野球やバスケットでプロを目指すレベルの選手は、町や私設のクラブに所属して優秀なコーチのもとで練習を重ねている場合があるようです。
アメリカの高校では、スポーツクラブで活動するのには、高校で一定の成績を維持してないとクラブ活動を制限されるので、生徒はそれなりに勉強をしないといけないとフレスノに高校留学中の生徒から留学レポートで知らせれたことがあります。ところで、アメリカには日本のような進学塾がないので、放課後に高校生は、クラブ活動をするか、アルバイトに行くか、家に帰って勉強するというように、各自の生活環境や興味に応じて過ごすのがほとんどです。