2016年4月11日に、G7の広島開催外相会議のために広島を訪れたアメリカのケリー国務長官は、G7外相の一員として広島の原爆死没者慰霊碑に献花されました。この時に原爆資料館も見学され、原爆ドームも同時に見学されました。このニュースは、CNNのウェブニュースでも伝えられました。
広島の願いは、この原爆の悲惨さを多くの方に知ってもらい、核のない世界、誰もが安心して暮らせる世界を求めることです。アメリカの要人の訪問がきっかけになって、少しでも多くの方に平和の意義を考えて頂ければ幸いなことだと思っています。
ところで、広島へは毎年海外からの高校生が修学旅行で多数訪れています。アメリカはもとより、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドからは、大小のグループで来広されます。今年は、ニュージーランドのタウマルヌイ高校、アメリカのオレゴン州の公立高校、オーストラリアのクイーンズランド州の公立高校、カナダのビクトリア市の高校から修学旅行生が訪れる予定であることがアナウンスされています。
広島市も高校生の訪問受け入れに熱心で、公式レベルでの広島訪問に際しては市庁舎の訪問などが組まれる場合があると聞いています。また、広島県立国泰寺高校、基町高校、府中高校などを含めた多くの高校では、海外校との国際交流を行っています。留学や国際交流は平和であってこそのものなので、戦争のない穏やかな世界を心から望んでいます。