高校留学の経験者や外国の高校卒業生が、大学進学や就職活動において脚光を浴びてきました。文科省は 高校生の海外留学の促進について 広報を行い、安倍内閣においても総理大臣自らの談話として学生の海外留学や異文化交流の必要性が語られています。話せる英語・英会話の習得、海外ボランテイア活動への参加などによるリーダーシップ養成、国際的な学識者の育成などを可能にする「留学」制度が奨励されることは疑いの余地がありません。
高校留学や海外進学は日本の将来を担う若者を育てる機会として確実に定着しつつあります。特に、これから中学を卒業する年代の生徒の皆さんで、英語と外国生活に興味のある方は日本国内の高校進学とともに、海外の高校進学も視野に入れて自分の将来の進路を見据えてほしいと思います。東京オリンピック開催も「英語が上手に話せ、外国から日本を訪れる方々を国際的センスでもてなす若者たちの活動参加」なくして成功は困難です。英語と留学の普及は、日本の国策のひとつと考えられます。高校留学を考えている皆さんは、その夢を叶えるために、まず一歩を踏み出して下さい。
東京大は29日、2016年度入試から導入する同大初の推薦入試の概要を発表した。<中略>
1次選考の書類審査(11月)は、高校の成績に加え ▽留学経験 ▽世界の高校生らが競い合う国際科学五輪での成績 ▽TOEFLや英検の英語能力試験の点数 ▽ボランティア活動−−などが対象だ。
東京都内有数の進学実績がある公立高校長は「世界に通用する優秀な生徒が欲しいという意向が伝わる。受験対策に特化しない高校教育をしてほしいというメッセージだ」と評価。「探究型・課題解決型の学習に力を入れている『底力のある高校』が有利だろう」とみる。(毎日新聞 2014年1月29日記事より抜粋)