アメリカのトランプ大統領は、2018年2月26日のスピーチで、昨日フロリダ州の高校で起きた銃乱射事件の現場で応戦をしなかった保安官代理を批判しました。
「私なら犯人のいる高校の教室に迷わず突入した。たとえ自分が武器を持っていなかったとしても高校の校舎内に突入した」と語ったと伝えられています。これはホワイトハウスで開いた各州の知事との懇談の席での発言だということです。
この保安官代理は銃撃が始まって4分間程度、ハイスクールの校舎の中に突入しなかったことが発覚したために、停職処分を言い渡され、結局は辞職をしたそうです。さすがにアメリカの大統領であるトランプ氏は勇敢です。
また、大統領は、高校や大学で起きる銃撃事件対策として銃を連射するための改造部品の規制に意欲を表明しました。さらに「アメリカの全ての高校の教師に、ピストルを所持させることを検討する」と話されたことで、これはアメリカらしい解決方法の一案であると一定の評価を議会の一部から得ることができたようです。
そうなると、アメリカの学校の先生になる大学の教育課程では、射撃訓練やピストルの使い方の教科が履修内容に入ってくるので、多彩な就学内容になることは間違いありません。大学必修科目でピストルの撃ち方3単位、総合射撃の選択科目2単位、マシンガン又はライフル何れかの技術習得となると予想されます。
これを日本の教育に置き換えると、大学教職課程で「柔道、空手、剣道」などを学びなさい、というのと同感覚だと捕らえれば、自然な考え方ともいえるでしょう。これからアメリカに留学する生徒さんの立場としては、高校や大学内でも銃を使った犯罪が起きるという可能性と対策を考えることが必要になるようです。
フロリダ州の地図
アメリカ高校のクラブ活動
アメリカの高校は、日本の高校と同じくスポーツ活動がとても盛んです。クラブ活動や同好会、さらに、地区コミュニティーの野球やアメフトチームもあります。そこではボランティアのコーチが指導している場合も珍しくありません。留学生も、様々な学校のクラブやスポーツ活動を楽しめます。
アメリカはスポーツの種類が豊富で、高校がどこの州や町にあるのか、例えばカナダに近い北の寒い州か、またはメキシコ沿いの南の州かによってクラブ活動で行うスポーツの種類と内容が大きく異ってきます。
高校留学で岡山県倉敷市から五大湖の近くの町に留学した後藤君はとにかくスポーツ好きな生徒で、春夏時期はサッカー、クロスカントリーのクラブに入っていました。冬時期はバスケットボール、スノボのクラブに臨時メンバーとして参加したるとのことです。室内施設を利用しての、陸上クラブ、テニス、ラクロス、ラグビーなども留学先の高校では繰り広げられているとメールで知らされました。
ところで、日本の高校は一度入ったクラブを高校を卒業をするまで続けますが、アメリカの高校は前述の後藤君のように季節毎、学年毎に違う活動をする生徒が多くいます。日本では放課後毎日練習を行っているクラブが多いのですが、アメリカではクラブ活動の日が決まっていて、練習も2時間くらいで切り上げています。その中で、将来ベースボールやバスケットボールでプロを目指す選手は、町のクラブに行って練習を行っています。
アメリカの高校は、スポーツクラブの活動をするのに高校で一定の成績を維持しないと活動が制限されます。生徒は勉強しないと好きなスポーツができないことになります。日本からの交換留学生も同様で、留学生だからという理由で特別扱いはなく、成績が悪いとクラブ活動に参加できません。
アメリカには塾がありません。生徒は放課後はクラブ活動の他、アルバイト、または家に帰って勉強や家事を手伝います。勿論、有名大学受験を目指してSAT受験の勉強をする生徒も少なからずいるということです。クラブ活動もがんばれ、日本の高校留学生諸君。
トビタテ!留学JAPAN
最近、留学を目指す高校生や大学生の皆様から特に注目されている「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」。この企画は、2014年からスタートした官民協働で取り組む海外留学支援の制度です。学生の求める留学参加のプランに応じて留学奨学金が支給されるもので、近年広く浸透した感があります。
この催しは、オリンピック・イヤーである2020年まで、約1万人の高校生と大学生を「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」の派遣留学生として世界に送り出す計画として、今後益々全国的に拡がりを見せていくことが期待されています。
この「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」の催しから派遣をされる高校生と大学生の留学生は、これを支援する企業と共にグローバル人材コミュニティを形成して、将来の日本社会で求められる人材へと育成されることが期待されています。
海外留学の規程となるコースは多彩で、大学全国コース、大学オープンコース、地域人材コース、高校生コースがあります。様々ニーズに応じた海外活動プランが企画されていますのでぜひこのホームページにアクセスしてご覧下さい。
エースの留学プログラムも、「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」の奨学金を利用して参加することができますので、是非この機会に海外留学にチャレンジをしてみてはいかがでしょうか。
2018新年に高校留学を夢見る
皆さま明けましておめでとうございます。2018年も、昨年同様どうぞ宜しくお願い申し上げます。
今年は戌年なので「一年を犬のように、元気で駆け抜けたい」ものです。年が明けると早いもので、正月三ケ日が急ぎ足で過ぎていきました。気がつけば1月の留学相談サービスもスタートをして留学生のカウンセリングを開始しました。
国際時代と言われて久しい今日、昨年は日本を訪れた外国人が2千万人を超えて、日本から海外へ渡航する人々も増加をしたことが報道されています。海外渡航した日本人の多くは、短期の団体または個人旅行なので、これらの海外渡航者数全体からすると海外へ半年以上の期間就学する留学生は相対的に少ないのが実情です。
今年は明治維新150周年にあたるとのことです。明治時代は、日本から岩倉視察団などの政府団体がヨーロッパを訪れたり、長州ファイブなどに代表される若者が英国に渡航して現地文化を学んで日本に持ち帰り現代日本の礎を作りました。
時代は平成にながれ、LCCなどの便利な渡航手段で経済的な予算で世界のどこにでも行ける時代になりました。海外生活に憧れている方や海外留学を目指す方は、その気になれば、いつでもどこへでも行ける環境が整いました。
外国生活を送ると、英語が上達することはもとより、海外の異なる価値観を体験できることから日本の日常生活では見えなかったものを見つけられることができます。物事に対する考え方や、とらえ方が多様になり、自分の感性を磨くことが出来ます。違う環境で自身が変化して成長することを実感できます。それこそが異文化体験パワーであり現代の若者に必要な未来を切り拓く力の源になるものです。
「十代という貴重な年代に海外生活を経験できる高校留学」は将来を担う日本の若者に大いに意義のある催しです。今年こそ海外留学の夢を実現して下さい。
留学ビザ申請の健康診断
検疫、伝染病予防の観点から、ビザの申請にあたって健康診断を義務化している国があります。日本はWHOに加盟して、国内の検疫状態が先進国の制度と互換性がある場合が多いのですが、オセアニア諸国であるオーストラリア、ニュージーランドの就学・就職ビザ申請には規程の健康診断が義務付けられています。この健康診断は、どこの病院でも受けられるものではなく各国政府大使館が指定した病院やクリニックで受診することになります。
中国地方の留学生や就学者は、岡山、広島の病院施設で受診できない場合が多いので、神戸市の海生病院国際検診センターや福岡市の結核予防会病院で多くの方が受診しています。未成年者の場合は、保護者同伴での検診なので事前に予約をする必要があります。
この健康診断の代金は、内容によって2万円~3万円掛かるので思わぬ出費となります。まれに、血液検査で異常が発見されると、再検査となり時間と経費がばかになりません。
さらに、生化学検査や伝染性の異常、例えば肝炎などが発見されるとビザの審査に相当の時間が必要になることがあります。
留学を目指す方々は、普段から健康に留意して健全な生活に努める必要があります。さらに、自分の神経的な病変にも敏感である必要があります。健全な精神は健全な肉体に宿る、充実した留学も健全な肉体に宿るという事実は否めません。
カナダやアメリカへの留学生には、留学先より予防接種経歴や健康状態の申告が課せられ、不足の場合は接種の追加が命じられます。予防接種歴を母子手帳などでしっかり確認することが重要です。
留学生に迫る大学センター試験
大学入試センターが2018年1月13日と14日両日に全国で一斉実施をする大学センター試験の志願者数を発表しました。前年度より増加をして約58万2千人が受験する予定とのことです。この内、高校の現役生は約47万人で受験生全体の8割を占めています。過去に多い年には70万人の大学進学者が受験したこのテストも、今回のテストを最後に、来年以降は受験者数が減少すると予想されています。
海外に留学して今年外国の高校を卒業したアメリカ高校卒業生、カナダ高校卒業生、オーストラリア・ニュージーランド高校修了者も、日本の国公立大学や難易度の高い学部進学を目指す生徒はこの試験を受験して大学に進みます。海外からの高校留学帰国子女は、今年の夏から秋に開催された「帰国生特別選抜試験」で多くの生徒が進学先を決めていますが、広い範囲の大学学部を希望するケースでは、例えば、医学・薬学・理学・工学系の大学を目指す帰国生は大学センター試験方式での出願になります。
ところで大学入試センターは、2020年に現在のセンター試験に代わる「大学入学共通テスト(仮)」に移行されます。この新方式のテストは先月、トライアルで模擬試行調査の問題を公表しています。興味のある方は毎日新聞のサイト(https://mainichi.jp/ch171294103i/)にサンプル問題と正答が掲載されているので参照して下さい。英語の試験に関していうと海外留学生には有利な試験ですが、国語、数学両科目は充分な事前学習を行わないと高得点は難しくなるでしょう。
英語で”狂言"広島で留学生と
留学生や外国の方々に、広島市で開催される日本文化紹介セミナーの案内です。
国際活動の催しの一環として、今回のテーマ「狂言」を在広島県の外国の方や留学生に知って頂く企画です。広島市は、現在まで様々な国際交流が催されてきました。「日本の漫才を英語で語る」「広島の歴史を英語で語る」「広島スポーツ文化を外国の方に紹介する」「宮島の裏町歩きを留学生と一緒に」など、多くの外国人の方が参加されました。案内役は、ひろしま通訳・ガイド協会所属のガイドボランティアや、高校生、大学生有志の皆さんです。
今回、留学生などのゲストに紹介する鑑賞会は 茂山狂言会公演の日本の伝統文化「狂言」。会場はアステールプラザ中ホールにて、2017年12月7日の昼の部公演です。演目は「贖罪人」です。鑑賞会の前に、レクチャーを行って外国の方に詳しく解説されます。その他演目は「福の神」「太刀奪」「武悪」など狂言では有名な題目です。
参加条件は英検2級以上、あるいは同程度の英語力が必要です。中学生以上の方が参加できます。当日は、アメリカ人、イギリス人、オーストラリア人など英語圏の留学生に加えて、フランス、イタリア、スペインの留学生や、フィリピン、インド、マレーシア、中国などの国籍の方も参加される予定です。
国際交流は身近なところからスタートしましょう。
日時:11月10日、17日、24日、12月1日 午後18:30~
場所:JMSアステールプラザ
主催:(公)広島市文化財団
電話:082-244-8000
カナダ留学フェア–東京・大阪
「カナダ留学フェア2017年秋」がいよいよ開催されます。色々な目的を持った留学生が集まり、多彩な学問を学べる国カナダ。小学校、中学校、高校への留学から、大学・大学院留学まで多くの海外生活の体験機会が準備されています。さらにはワーキングホリデーも大人気です。
今回はカナダ全土から120以上の語学学校、カレッジ、教育団体が集まり、特別ブースで各学校の担当者とも直接に話ができます。さらに多彩なカナダ教育セミナーでは、カナダの教育制度や留学生の体験談などを聞くこともできます。
これからカナダを留学先に考えている方は、この留学フェアに参加することで、実際のカナダ生活をイメージすることができます。各種の資料やパンフレットも持ち帰りが自由ですので利用したいものです。
今回は、東京、大阪のみで開催されます。残念ながら広島、福岡、札幌、名古屋では開催されませんが、ぜひこの機会にカナダ留学の情報収集をされることをお勧めします。
東京会場:カナダ大使館
東京都港区赤坂7丁目3-38
日時:11月2日(木)3日(金・祝日)
午前11:00~午後17:00
大阪会場:梅田センタービル16F
大阪市北区中崎西2丁目4-12
日時:11月5日(日)
午前11:00~午後17:00
入場は無料です
来場者には素敵なプレゼントがあります(特製デザイン・エコバック)
詳細のお問い合わせは、エース留学センターにお尋ねください。
留学セミナーが各地で開催
東京、広島、名古屋、大阪、福岡、仙台、札幌で、ワールド留学フェア(留学ジャーナル社主催/各国大使館協賛)が10月15日から22日までの期間開催されます。日本の文部科学省、民間留学協議団体、さらには、各国の大使館の国際文化交流推進の気運のもとで、近年ますます広がりを見せている各種の留学について見識を深めるチャンスになります。
この留学フェア当日は、「基礎から就職までを知ろう」と題されたセミナーも開かれます。留学の知識がゼロの方でも、基礎から詳しく海外の教育制度などを学ぶことが可能ですのでお勧めのプログラムといえます。さらに留学から帰国後の就職の現状などがわかるので、留学の示す意義そのものの全体像をつかめます。興味のあるセミナーで最新の情報を手に入れてましょう。
海外の学校独自ブースも開設されるので、現地の担当者と話をして最新でナマの声をきけます。語学学校、専門学校、短大や総合大学、カレッジなど11ヵ国から来日された学校関係者の方々と直接に話ができるのがポイントです。現地の留学生活情報が得られ、さまざまな学校を比較できるチャンスになります。
留学について、分からないことがあればカウンセラーに相談しましょう。あなたに最適な留学プログラムの提案や、手続きのアドバイスがあります。まずは知ることから、夢の扉を開きましょう!
ラスベガスでまたも事件発生
2017年度アメリカ高校生留学プログラムへの参加者が成田空港を出発して、わずか2ヶ月目となる今月、アメリカのネバダ州でまたも銃を使用した大事件が発生しました。9月には、ワシントン州の高校で、去年はフロリダ州のオーランドで銃による犯罪が起きたのは記憶に新しいところです。
いきなり、映像とともに飛び込んできたアメリカの「ラスベガスで起きた銃撃事件」ニュースでは、被害者の合計は400名を越える可能性があるとのことです。日本人の旅行者や、留学生の犠牲者は現在の処いないとの報道です。2016年に起きたフロリダ銃乱射事件では、被害者が49名でしたが今回はそれを超える犠牲者の数で、子供も被害になっている模様です。
過去には、アメリカの高校や大学構内で発生した銃による事件。これだけ繰り返されるのに、どうして銃規制を強化できないのか日本人の私たちは不思議に思ってしまいます。アメリカは人種の坩堝で、移民の歴史が国の歴史とされています。そういう経緯から、多様な思想、主教、道徳観を持った人々が暮らしていることから日本に比べて事件が起きるケースが多く、犯罪が銃を伴うために、今回の事件のように凄惨な結果をもたらすことが多いようです。
ヨーロッパでは、爆弾を使用したISによるテロ活動が頻発して、さらに銃を使用した事件もフランスやドイツで起きています。各国の銃や武器の規制は、その国の内政かかわることだとしても、多くの留学生や旅行者が、それらの国を訪れる以上、できる限り安全な社会を実現する義務が各国の政府にあると考えます。
海外に留学や観光で渡航する私たち日本人は、特に危険といわれる地域を避ける旅程の徹底管理と、自己による責任ある行動で安全を確保するしかないという現実を受け入れた対策をとらないといけないのが現状のようです。
ラスベガスの事件で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、怪我をされた方々の早い回復をお祈りするものです。
10/2(月) 20:44配信 毎日新聞ネット版
<ラスベガス銃乱射>警察「米史上最悪の死者数」
◇「58人死亡、515人負傷」 トランプ氏が4日に現地入り
【ロサンゼルス長野宏美】米西部ネバダ州ラスベガスで1日午後10時8分(日本時間2日午後2時8分)ごろ、中心部のホテルから隣接するコンサート会場を狙った銃撃があり、地元警察は2日朝、聴衆ら58人が死亡、515人が負傷したと発表した。容疑者は男1人で、発砲していたホテル内の客室に警官が突入した時点で自殺していた。警察は「銃乱射事件としては米史上最悪の死者数」としている。
警察当局によると男はスティーブン・パドック容疑者(64)で、単独犯と見られる。犯行当時、ライフルなど銃10丁を保持。ラスベガスの北東約130キロのメスキート在住で、地元警察は家宅捜索で銃器や弾丸を発見したと明らかにした。
トランプ米大統領は2日、ホワイトハウスで事件を「極めて邪悪な行為だ」と非難し、犠牲者の支援を約束し4日にラスベガス入りする意向を示した。
イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)系のアーマク通信は2日、「ISの兵士が実行した」とする事実上の犯行声明を出した。この中で、容疑者は「2~3カ月前にイスラム教に改宗した」とも述べた。しかし、米連邦捜査局(FBI)は、容疑者と外国のテロ組織とのつながりを否定した。
警察などによると、パドック容疑者は9月28日から市内中心部のホテル「マンダレイ・ベイ・リゾート・アンド・カジノ」に宿泊。事件当夜は32階から、約400メートル離れたカントリーミュージックの野外コンサート会場に向け自動小銃と見られる武器を連続して発砲。会場には約2万2000人の聴衆が集まっていた。
ソーシャルメディアに投稿された現場の動画によると、演奏中に発砲音が聞こえ始め、しばらくして「伏せろ」などと叫ぶ声が響いた。米メディアによると、歌手らにけがはなかった。会場周辺は多数の人々が走って逃げ、パニック状態に陥った。警察は発砲場所を突き止め、部屋のドアを爆破して突入したが、容疑者は死亡していたという。
事件を受け、ラスベガスのマッカラン国際空港は一時、飛行機の発着を停止した。現場のホテル付近は警察が封鎖した。
ラスベガスは「ギャンブルの街」として知られるが近年はショーや買い物を楽しむため、日本人を含む多数の外国人観光客も訪問する。在サンフランシスコ日本総領事館によると、現地時間2日未明の時点で日本人が今回の事件に巻き込まれたとの情報はない。