新しい年に

2017年が明けました。皆様、あけまして、おめでとうございます。
2016年の年の瀬はせわしく過ぎて大晦日が終わり、2017年元日を迎えると、本当にせわしく毎日が過ぎていきます。1月2日は帰省からのUターンのラッシュがピークを迎えまました。そして1月4日には官庁や企業の仕事始め、5日には平常通りの毎日がスタートします。学校も6日から新学期を迎えます。
そんな中で、テレビやYahooニュースで知らされるのは「海外のテロのニュース」です。ISイスラミック・ステイトによるものと思われる破壊活動は昨年12月にはトルコの首都アンカラで発生して多くの犠牲者を出し、年が変わってはイラクでの自爆テロとして続いています。
不安定な中東情勢を心配しながらも、日本の、そして身の回りの平和な毎日を祈ります。今年、海外留学を目指す方々は、めまぐるしく変わっている外国の世相を肌で感じながら、海外の生活を自分自身で安全に過ごす方法を画策して、その術を身に付けないといけない時代になりました。危険を回避しながら日本と違う価値観や文化を身に付けて日本に帰国して留学を完結するという目的を忘れてはいけません。それは、中学や高校留学のプログラムに参加する十代の若者にもあてはまることです。保護者から離れて暮らす外国の日常では、自分の行動に責任を持つ覚悟が必要です。今年1年が皆さまにとって素晴らしい年であることをお祈りします。

新方式の大学入学試験について

大学の入試改革が進んでいます。今回は、国語の試験について受験生に記述問題を課すという方針が国大協によって協議され、決定されたとの報道です。この方針は、大学入試全体に影響を及ぼすもので、当然英語の入学試験にも当てはまるものなので注視していきたいと思います。
対策として、普段から自分の意見を持ち、それを積極的に表現すること。その表現を可能にする広い知識と、基礎力である言語能力をマスターすることが大切です。

国立大入試、記述2種類必須に 国語基本に20年度から
朝日新聞デジタル 12/4(日) 5:05配信
国立大の受験生が記述式問題を受けるパターン
 2020年度からの大学入試改革について、国立大学協会入試委員会(委員長・片峰茂長崎大学長)は、文系・理系を問わず国立大の全受験生に対し、国語を基本に80字以内の短文形式と、より字数が多い形式の計2種類の記述式問題を課す方針案をまとめた。大学入試センター試験に代わる新共通テストか、その後に各大学が行う2次試験のいずれかの段階で必ず受ける。
 国大協は8日の理事会で議論する。文部科学省は「これまでの案をさらに前進させたもの」と受け止めており、国大協の正式決定を受け、この案を基に採点の負担をどう軽減するかなど詳細な制度づくりを始める。
 大学入試改革は、政府の教育再生実行会議が提起。記述式導入は今年3月、文科省の有識者会議がまとめた最終報告に盛り込まれた。国立大の2次試験で、国語などの記述式を導入しているのは募集定員の約4割にとどまっており、広く記述式を課して思考力、表現力などを測るのが狙いだ。

新方式の大学入学試験について

大学の入試改革が進んでいます。今回は、国語の試験について受験生に記述問題を課すという方針が国大協によって協議され、決定されたとの報道です。この方針は、大学入試全体に影響を及ぼすもので、当然英語の入学試験にも当てはまるものなので注視していきたいと思います。
対策として、普段から自分の意見を持ち、それを積極的に表現すること。その表現を可能にする広い知識と、基礎力である言語能力をマスターすることが大切です。

国立大入試、記述2種類必須に 国語基本に20年度から
朝日新聞デジタル 12/4(日) 5:05配信
国立大の受験生が記述式問題を受けるパターン
 2020年度からの大学入試改革について、国立大学協会入試委員会(委員長・片峰茂長崎大学長)は、文系・理系を問わず国立大の全受験生に対し、国語を基本に80字以内の短文形式と、より字数が多い形式の計2種類の記述式問題を課す方針案をまとめた。大学入試センター試験に代わる新共通テストか、その後に各大学が行う2次試験のいずれかの段階で必ず受ける。
 国大協は8日の理事会で議論する。文部科学省は「これまでの案をさらに前進させたもの」と受け止めており、国大協の正式決定を受け、この案を基に採点の負担をどう軽減するかなど詳細な制度づくりを始める。
 大学入試改革は、政府の教育再生実行会議が提起。記述式導入は今年3月、文科省の有識者会議がまとめた最終報告に盛り込まれた。国立大の2次試験で、国語などの記述式を導入しているのは募集定員の約4割にとどまっており、広く記述式を課して思考力、表現力などを測るのが狙いだ。

トランプさんと高校留学

2016年も師走になり、2017年にアメリカ交換留学に参加する高校生の申し込みをまとめる時期に入りました。現在エースよりアメリカの高校生留学に参加している生徒は全国で18名、多くの参加者の高校生はオハイオやミシガンなどの中西部から、バージニアやニューヨークなどの東部の州の小さな街で留学生活を送っています。くしくも、これらの在米高校留学生たちは、アメリカ大統領の選挙戦と、その誕生という歴史的な時期を過ごしていることになります。留学生を受け入れて下さっているご家庭は、アメリカの中流のファミリーが多く、そういった状況からか、または中西部という保守的な州の歴史からかトランプさんを指示するご家族が多かったように留学生からのメールで伝わっています。
話は変わりますが、2016年にアメリカの高校留学に参加した生徒のビザの手続きは非常にスムーズに進みました。アメリカ大使館、領事館のビザ・セクションの方々のご理解に感謝申し上げます。その理由は、現在の駐日大使ケネディさんの貢献によるものだと思います。ケネディ大使は、広島にも度々来られ、そのうち一度は広島大学キャンパスに来られて、その折りに「若者の国際交流の重要性」について話をされています。「日本の若者はもっとアメリカに文化と学問を学びに来て下さい」と話され、ケネディ大使の平和へのメッセージは今もこの大学に刻まれているという話を聞いています。
来年は大統領が変わって、国際文化交流の形が変わるのかもしれません。”Make America great agin”と今日もテレビで繰り返されるトランプさんに期待したいと思います。

コロンビア日本人学生の事件

2016年11月20日のインターネットでのニュース速報で、南米のコロンビアで日本人大学生が命を奪われたとの報道がありました。留学生の方々は注意して現地留学生活を送って下さい。ニュースの内容は以下の通りです。

【NHKニュース11月20日インターネット版より】
南米コロンビアで今月19日に日本人男性が殺害された事件で、地元の警察が氏名を公表した被害者の男性は、千葉県船橋市の一橋大学の学生、井崎亮さんであることが大学などへの取材でわかりました。大学を休学する際、「国際協力の実情を知るため発展途上国を中心に世界各地を回りたい」という抱負を大学側に伝えていました。
この事件は、コロンビア中部の都市メデジンで今月19日、日本人男性が銃で撃たれて殺害されたもので、地元の警察はパスポートの情報などから、被害者の男性は22歳の日本人、イザキ・リョウさんだと明らかにしました。NHKが大学などへ取材したところ、この男性は千葉県船橋市の一橋大学の学生、井崎亮さん(22)であることがわかりました。
大学によりますと、井崎さんは社会学部の4年生で、ことし4月に休学し、発展途上国を中心に世界各地を旅行していたということです。大学を休学する際、提出した書類には「国際協力の実情を知るため発展途上国を中心に世界各地を回りたい」と抱負が記されていました。家族は、今後、現地に確認に向かうということです。一橋大学は「前途有為な学生が志半ばにして亡くなられたことは痛恨の極みであり、ご家族の皆様に謹んで哀悼の意を表します」とするコメントを出しました。

今回の出来事は、犠牲者が若い日本人の大学生の方なので、本当に痛ましい事故です。被害者の方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
これから海外留学をする方々はの海外の安全対策としては「滞在先の国の情勢と治安を事前によく調べる」ことが必要です。そして、少しでも危険といわれる場所には近づかないようにしましょう。ブランド品などの高価なものは持ち歩かないようにして、電子機器や財布といった貴重品を持ち歩く際は外から見えないようにすることが大切です。「万が一、強盗にあった場合には、犯人は銃や刃物などの凶器を持っていることを前提にして、命の安全を最優先に考えて、要求に応じ抵抗しないようにして下さい。現地生活に慣れた人は、滞在先の生活に自信が出てきて、警戒心が薄れてきます。しかし、犯罪に巻き込まれる可能性が常にあるという意識を持って安全対策をして下さい。
日本で海外旅行傷害保険に入っていれば、盗られた物品価値の価格が契約先の保険会社より支払われるので実際の損失はないので、留学生が自分の命に関わる行動だけは慎んで下さい。

トランプさんの勝利宣言

広島市にある、広島県立高校から留学生として参加しているミネソタ州の橘有紀(仮名・高校2年生)さんから、トランプさんが、大統領に当選したときの勝利宣言の演説の内容が知らされてきました。アメリカでは(日本でも11月9日から10日にかけて)テレビで繰り返しそのシーンが放送されたそうです。この時のトランプさんの英語での演説全文を、CNNのニュースから以下にコピーしました。スピーチの内容は、本当にすばらしいものだと思います。
トランプさんは、今回の大統領選挙期間中の演説では台本が用意されていたとしても、どちらかといえばアドリブ的な話のながれが多く、「イスラム教の信者はアメリカに来るな」「メキシコや南米系の不正移民は出て行け」「メキシコとアメリカ国境に塀を造る」などという過激な話がひとつの「ウリ」だったのですが、勝利宣言のスピーチでは、神妙な面持ちでカンペをしっかり読み上げたので、内容のある演説となりました。トランプさんは、この時は慎重に対応されたのだろうと、広島から参加された高校生留学参加者の橘さんが話していました。
趣旨としては、選挙でクリントンさんを応援した人々を含めて、全ての国民に団結して、一緒にアメリカを良くしていこうというものでした。あまりにも、まともな内容だったので驚いた方もおられるのではないかと思います。来年の1月の正式な大統領就任時には、すばらしい演説をされるものとトランプ新大統領に期待しています。

Friends, delegates and fellow Americans: I humbly and gratefully accept your nomination for the presidency of the United States.
Who would have believed that when we started this journey on June 16th of last year, we – and I say we because we are a team – would have received almost 14 million votes, the most in the history of the Republican Party, and that the Republican Party would get 60 percent more votes than it received eight years ago. Who would have believed this? Who would have believed this? The Democrats, on the other hand, received 20 percent fewer votes than they got four years ago. Not so good. Not so good.
Together, we will lead our party back to the White House, and we will lead our country back to safety, prosperity, and peace. We will be a country of generosity and warmth. But we will also be a country of law and order.
Our Convention occurs at a moment of crisis for our nation. The attacks on our police, and the terrorism in our cities, threaten our very way of life. Any politician who does not grasp this danger is not fit to lead our country.
Americans watching this address tonight have seen the recent images of violence in our streets and the chaos in our communities. Many have witnessed this violence personally; some have even been its victims.
I have a message for all of you: the crime and violence that today afflicts our nation will soon, and I mean very soon, come to an end. Beginning on January 20th 2017, safety will be restored.
The most basic duty of government is to defend the lives of its own citizens. Any government that fails to do so is a government unworthy to lead.
It is finally time for a straightforward assessment of the state of our nation.
I will present the facts plainly and honestly. We cannot afford to be so politically correct anymore.
So if you want to hear the corporate spin, the carefully-crafted lies, and the media myths the Democrats are holding their convention next week. Go there.
But here, at our convention, there will be no lies. We will honor the American people with the truth, and nothing else.
These are the facts:
Decades of progress made in bringing down crime are now being reversed by this Administration’s rollback of criminal enforcement.
Homicides last year increased by 17% in America’s fifty largest cities. That’s the largest increase in 25 years. In our nation’s capital, killings have risen by 50 percent. They are up nearly 60% in nearby Baltimore.
In the President’s hometown of Chicago, more than 2,000 people have been the victims of shootings this year alone. And almost 4,000 have been killed in the Chicago area since he took office.
The number of police officers killed in the line of duty has risen by almost 50% compared to this point last year. Nearly 180,000 illegal immigrants with criminal records, ordered deported from our country, are tonight roaming free to threaten peaceful citizens.
The number of new illegal immigrant families who have crossed the border so far this year already exceeds the entire total from 2015. They are being released by the tens of thousands into our communities with no regard for the impact on public safety or resources.
One such border-crosser was released and made his way to Nebraska. There, he ended the life of an innocent young girl named Sarah Root. She was 21 years-old, and was killed the day after graduating from college with a 4.0 Grade Point Average, number one in her class. Her killer was then released a second time, and he is now a fugitive from the law.
I’ve met Sarah’s beautiful family. But to this Administration, their amazing daughter was just one more American life that wasn’t worth protecting. No more. One more child to sacrifice on the altar of open borders.
What about our economy?
Again, I will tell you the plain facts that have been edited out of your nightly news and your morning newspaper: Nearly Four in 10 African-American children are living in poverty, while 58% of African-American youth are now not employed. 2 million more Latinos are in poverty today than when President Obama took his oath of office less than eight years ago. Another 14 million people have left the workforce entirely.
Household incomes are down more than 4 thousand dollars since the year 2000. That’s 16 years ago. Our trade deficit in goods reached nearly, think of this, think of this, our trade deficit is 800 billion dollars, think of that, 800 billion dollars last year alone. We’re going to fix that.
The budget is no better. President Obama has almost doubled our national debt to more than 19 trillion dollars, and growing. And yet, what do we have to show for it? Our roads and bridges are falling apart, our airports are in Third World condition, and forty-three million Americans are on food stamps.
=中略=
An amendment, pushed by Lyndon Johnson, many years ago, threatens religious institutions with a loss of their tax-exempt status if they openly advocate their political views. Their voice is taken away.I am going to work very hard to repeal that language and to protect free speech for all Americans.
We can accomplish these great things, and so much more – all we need to do is start believing in ourselves and in our country again. Start believing. It is time to show the whole world that America Is Back – bigger, and better and stronger than ever before.
In this journey, I’m so lucky to have at my side my wife Melania and my wonderful children, Don, Ivanka, Eric, Tiffany, and Barron: you will always be my greatest source of pride and joy. And by the way, Melania and Ivanka, did they do a job? My Dad, Fred Trump, was the smartest and hardest working man I ever knew. I wonder sometimes what he’d say if he were here to see this and to see me tonight.
It’s because of him that I learned, from my youngest age, to respect the dignity of work and the dignity of working people. He was a guy most comfortable in the company of bricklayers, and carpenters, and electricians and I have a lot of that in me also. I love those people.
Then there’s my mother, Mary. She was strong, but also warm and fairminded. She was a truly great mother. She was also one of the most honest and charitable people that I have ever known, and a great, great judge of character. She could pick them out from anywhere.
To my sisters Mary Anne and Elizabeth, my brother Robert and my late brother Fred, I will always give you my love—you are most special to me. I have had a truly great life in business.
But now, my sole and exclusive mission is to go to work for our country – to go to work for you. It’s time to deliver a victory for the American people. We don’t win any more, but we are going to start winning again.
But to do that, we must break free from the petty politics of the past. America is a nation of believers, dreamers, and strivers that is being led by a group of censors, critics and cynics.
Remember: all of the people telling you that you can’t have the country you want, are the same people that wouldn’t stand, I mean they said Trump does not have a chance of being here tonight, not a chance, the same people. We love defeating those people, don’t we? Love it.
No longer can we rely on those same people in the media, and politics, who will say anything to keep our rigged system in place. Instead, we must choose to believe In America. History is watching us now.

広島の高校生トランプ通信

2016年11月9日は歴史に残る一日になりました。この日の午後に、アメリカではトランプ大統領が誕生して、テレビやインターネットニュース、あるいは新聞の号外で大々的に発表されました。この選挙では、多くのマスメディアや識者もクリントン氏の有利を予想していたこともあり、大きな事件だ、共和党の快挙だとの論調が世界中を駆け巡りました。アメリカ大統領が持つ権力は絶大なので、アメリカが歴史の転換点に立っていることは間違いありません。
ミシガン州に高校留学している、広島市の私立高校2年生出身の山下君(仮名)より「アメリカは、先日のハロウインに続く大騒ぎになっている」とメール連絡がありました。広島からアメリカ高校生交換留学に参加した山下君は、ホームステイ先がクリントンさんの所属する民主党を応援している家庭なので、ホストマザーが落胆しているとのことでした。そのホストは、お父さんはアジア系移民で、お母さんがメキシコ移民というご一家なので、移民排除を唱えるトランプさんは、彼らには敵対する政策を掲げる大統領ということになります。アメリカは、元々、移民によって発展してきた訳ですが、近年では、難民も含めた移民問題や、メキシコからの不法移民が社会に与える影響が大きな問題になっています。
とはいえ、ヒラリー・クリントンさんも、アメリカではご本人が引き起こした様々なスキャンダルを原因として、日本で報道される以上に人気がないようです。今回の大統領選挙は嫌われ者どうしの選挙戦だったことが、広島に住む私たちにまで伝わってきました。
trump

ピ-ス綾部さんニュヨークへ

10月17日(月)Yahooニュースで配信ニュースより

今月8日、お笑いコンビ「ピース」の綾部祐二(38)が緊急会見を開き、来年4月から活動の拠点を米ニューヨークに移し、ハリウッド俳優を目指すことを発表した。一部報道では約4000万円の年収を捨てて、異国の地でゼロからスタートするという。夢に向かって挑戦するその姿勢には、「羨ましい」、「カッコイイ」と賛同する声もある一方で、英語も話せず、現地で何をするのかも決まってないという、その無計画さに「勘違いしているのでは?」「無謀すぎる!」といった厳しい声もインターネット上では飛んでいる。

さて、ここで疑問がわいてきました。綾部さんは『英会話はできるのか、英語を理解できるのか』ということ。そして『アメリカの労働ビザを簡単に取れるのか』ということです。
確かに英語が喋れないというのは、さほど外国生活で大きな問題ではなく、芸能に生きる人はチャレンジする度胸の方が重要と思われます。今までハリウッドや、ブロードウェイを目指して成功した人たちの中には、アメリカに行ってから一から英語を学習して英会話を覚えた人もいます。例えばアーノルド・シュワルツネッガーさんも、オーストリアからの移住者でアメリカで英語をマスターしてボデイビルダーのトレーニングを積んだ後に俳優、政治家としてアメリカンドリームを獲得しています。日本人では、アメリカでMCとして成功したコメディアンの神田瀧夢さんなど、他にも同様の例はいくらでも見つかるようです。
しかし、アメリカのコメディやコントは日本と全く質が違う『言葉プレイ』や『パンチライン』と呼ばれる落としどころやギャグ、笑い内容を理解するのに、高度な英語力が必要になります。舞台で話すピン芸人のことをスタンド・アップ・コメデイアンとアメリカでは呼ぶのですが、その人独特の個性が強く求められています。例えば、下品ネタ早口喋りのエデイ・マーフイさん、早口でウイットネタのジエイ・レノさん、ニュースショーの時事ネタに出演して笑わせるコナン・オブライエンさんなど、日本と全く異質の笑いを追求しています。
とはいえ、若くて、いかにも日本的ハンサム・ボーイの綾部さんが、英語・英会話を身に付けて日本の不思議文化を武器に独自の個性を押し出した芸風を確立して、アメリカで大成功して欲しいと思います。
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カナダ日本女性犠牲の事件

2016年9月より、カナダ西部のバンクーバーで行方不明になっていた日本人女性について、カナダの警察は同月30日、女性の遺体をバンクーバー中心部の建物の敷地内で発見したと発表しました。警察は48歳の男を逮捕し、女性の死亡との関連を調べる方針です。
海外では日本人女性が犠牲者になる事件が後を絶ちません。外国で注意すること、やってはいけないことをもう一度再確認したいと思います。
1.夜に一人で外出しない。
どこの町でも、夜に一人で外出するのは危険です。特に、人通りの途絶えた裏通りなどは悪人が潜んでいる可能性があります。例えば、アメリカで暗くなって一人で外出して歩いている場合は事件に巻き込まれる可能性が高くなります。アメリカやカナダは、都市でも中心部をはずれると街灯が少なくなります。そういう場所は、犯罪の発生率が高いので注意が必要です。
2.知らない人について行かない。
あたりまえ事ですが、日本人にはこれが難しいのです。日本人は、困っている人を助ける道徳的な習わしあります。それを日本の国内で自分の街で行うのならいいのですが、勝手が違う外国では悪人の思う坪で悪人の罠にはまります。今回のバンクーバーの事件も日本人の親切心につけ込んだ犯罪である可能性が言われています。道を尋ねてくる知らない人の中には、犯罪者や変質者である場合があるので基本的に相手にするべきではありません。
3.個人情報を教えない。
自分が住んでいる場所、学校、メールアドレス、年齢、趣味などを気軽に公表するべきではありません。相手が犯罪者の場合、そのデーターから正確な住所を割り出して、待ち伏せをされる可能性があります。相手がストーカー行為まで発展することもあるので気を付けましょう。
4.文化交流会での罠
今回はランゲージ・エクスチエンジに参加してこの事件に巻き込まれた可能性があります。この犯人は新聞発表ではホームレスだったとのことですが、無料の会合に参加する人の層は「移民者」、「無職者」、「ホームレス」、「学校に行ってない」、「有料の会合に出るお金がない人」、「犯罪者や変質者」であるような場合が多いのが実情です。お金を掛けない集いは、そこに集まる人に対して最大限の注意が必要です。You get what you pay for! (只ほど高い物はない)という諺が西洋にも日本にもあります。一定の会費を支払うことで、一定のレベルの人が集まってくというのも現実です。
このような悲惨な事件が再発しないように、そして今回の犠牲者の方のご冥福を心よりお祈ります。

高校教科の標準数値化

9月28日のネットニュースで、教育改革に於ける高校成績の標準数値化問題が取り上げられました。
日本の文部科学省によると、今後5年を目処に、高校生の成績の標準数値化に乗り出す模様です。これは、大学進学時の大学入試適性試験(仮名)改革に伴うもので、現在の高校の成績が、学内で開催される試験の結果を中心に評価される状況を改めて、生徒の普段からの教科に対する就学姿勢と習熟度を総合的な「標準数値化」で示そうという試みです。
例えば、英語科目でいうと、その学校での英語授業での評価と試験成果に加えて、共通の検定資格である「英検」、「GTEC」、「TOEIC」などの点数成績をそれに加えて、さらに高校の留学プログラムや海外研修の学習成果と活動評価も吟味して、グレード化をしようというものです。高校間のレベル差も考慮に入れて、日本全体での共通評価とすることを最終的に目指すところとしているようです。
実は、この評定パターンはニュージーランドにすでに取り入れられているものです。それはNCEAと呼ばれ、そのシステムでは、希望者に限定してInternal という学校内評定とは他に、Generalという共通評価をニュージーランド文部省NZQAが与えるものです。それによって、高校のレベルに左右されることなく、この国での高校同学年全体での生徒の成績を把握することが出来るようになっています。
しかし、この制度にも問題があり、校内と国内共通の2重評価システムが、逆に高校そのものの個性をないがしろにしているという意見があります。また、国内共通の評価がオプションであるので、裕福で成績の良い生徒が主にNECAを利用するために、結局生徒の二極化を進める一因になるという皮肉な状況になっています。
日本であれ、海外留学であれ、生徒の評価システムが完全なものは存在してないようです。