今年日本で開催されているクラブ・ワールドカップ(W杯)で、12月10日に開催国代表としてサンフレッチエ広島が、オセアニア代表チームのオークランド・シティと開幕戦で対戦して2-0で勝利しました。
最初に申し上げますが、実は「横浜生まれ、横浜育ち」の私は、横浜マリノスのファンであって、サンフレッチエ広島のファンではありません。しかし、今年のJ1優勝チームの広島を日本代表として応援をしています。このチームの監督は、勝負感に優れた監督として尊敬しています。今年のサンフレッチエ広島は、私の予想では世界一勝てる可能性のあるチームだと思います。サッカーは攻めるチーム…攻撃型のチームが勝つとは限らないスポーツです。自軍に引いて守って11人全員がゴール前にずらっと並ぶと点を取るのが極めて難しい球技だからです。相手にゴールをさせずにスコアレスで守りきって、最後のPK戦に持ち込んで勝つというサッカーのパターンをサッカーでは「弱者の戦法」と呼びます。広島は常にその戦法を取るという訳ではありませんが、引いて守るシーンが多く、そしてチャンスとなると一気に攻め上がる変幻自在の戦法に多くのJ1クラブは破れてきました。突然攻めに転じて、予想不可能なところからロングシュートを打つてくる戦術は敵ながらあっぱれと言う以外ありません。
ところで、広島が対戦したオークラド・シテイは、私がニュージランドのAUT大学に留学していた時はアマチュアの人気チームでした。マウント・イーデンにあるサッカー場にバスに乗ってよく応援に行きました。ニュージランドは、ラグビーが国技として人気があり、その当時はサッカーはあまり人気がありませんでした。そのチームがプロのオセアニア王者としてこの大会に参加できたことを感慨深く感じ喜んでいます。がんばれ、オークランド・シテイ・サッカーチーム!