大学の入試改革が進んでいます。今回は、国語の試験について受験生に記述問題を課すという方針が国大協によって協議され、決定されたとの報道です。この方針は、大学入試全体に影響を及ぼすもので、当然英語の入学試験にも当てはまるものなので注視していきたいと思います。
対策として、普段から自分の意見を持ち、それを積極的に表現すること。その表現を可能にする広い知識と、基礎力である言語能力をマスターすることが大切です。
国立大入試、記述2種類必須に 国語基本に20年度から
朝日新聞デジタル 12/4(日) 5:05配信
国立大の受験生が記述式問題を受けるパターン
2020年度からの大学入試改革について、国立大学協会入試委員会(委員長・片峰茂長崎大学長)は、文系・理系を問わず国立大の全受験生に対し、国語を基本に80字以内の短文形式と、より字数が多い形式の計2種類の記述式問題を課す方針案をまとめた。大学入試センター試験に代わる新共通テストか、その後に各大学が行う2次試験のいずれかの段階で必ず受ける。
国大協は8日の理事会で議論する。文部科学省は「これまでの案をさらに前進させたもの」と受け止めており、国大協の正式決定を受け、この案を基に採点の負担をどう軽減するかなど詳細な制度づくりを始める。
大学入試改革は、政府の教育再生実行会議が提起。記述式導入は今年3月、文科省の有識者会議がまとめた最終報告に盛り込まれた。国立大の2次試験で、国語などの記述式を導入しているのは募集定員の約4割にとどまっており、広く記述式を課して思考力、表現力などを測るのが狙いだ。