オーストラリアの学生ビザ新システム=GS

今年の4月から Genuine Temporary Entrant(GTE)Genuine Student(GS) に変更され、ビザ審査が格段に厳しくなりました。

GS要件は、学生ビザ申請者が学業を目的として一時的にオーストラリアに滞在する意図を証明するための評価基準であり、証拠書類に基づく作文の提出が求められます。この出来不出来でビザ発給が決定されるため、英語力が低い人や作文力のない人にとって、オーストラリア留学は困難になりました。実際に、今年の4月の導入以降、20%の申請が却下 されていると報告されています。

新しいシステムのポイントに注意を!

  1. オンライン申請プロセスの強化
    GS要件の評価は、申請書の内容と提出書類を基に、より厳格にオンライン上で行われています。申請者は次のような情報を求められます:
    • オーストラリアでの学業の目的と計画
    • 将来のキャリアプラン
    • 自身の経済的状況と資金計画
    • 出身国での家族を含めた現況
    • 就業歴のある人は履歴書と雇用主の連絡先
    • 日本の学生は在学証明書
  2. AIによるリスク評価
    オーストラリア移民局は、人工知能(AI)を活用して申請者のリスクを分析し、不正リスクのある申請を事前に特定します。これにより、正当な目的の申請者がより迅速に審査されるようになりました。
  3. 追加書類の要求が増加
    申請者の背景や経済状況に応じて、個別に追加書類の提出が求められることがあります。例として、源泉徴収票、過去の学業成績、雇用証明書、資格証明書、戸籍抄本などが挙げられます。
  4. 面接プロセスの導入
    一部の申請者には、移民局とのオンライン面接が求められる場合があります。この面接では、学業の目的や帰国後の計画について詳細に質問されます。

注意すべきポイントは!

  • 信頼性のある書類の準備
    提出する書類が不完全または不正確である場合、ビザ申請が遅延する可能性があります。正確で詳細な情報を提供することが重要です。
  • 早めの準備
    ビザ審査が強化されたため、申請に必要な時間が従来より長くなる場合があります。留学開始日から逆算して、6週間前までには申請 を進めましょう。
Genuine Student Sheet

海外旅行での事前渡航許可システム

海外留学や旅行を計画する際、各国における事前渡航許可の取得は重要なステップです。特にアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの四カ国では、異なる要件と手続きが存在します。

アメリカに渡航する際は、通常、ビザが必要です。短期の観光や商用目的であれば、ビザ免除プログラム(VWP)を利用することができます。このプログラムを利用するには、事前にESTA(電子渡航認証システム)の申請を行い、承認を受ける必要があります。ESTAは、オンラインで申請可能で、通常、数分で結果が得られますが、渡航の少なくとも72時間前には申請しておくことが推奨されます。ビザが必要な場合は、米国大使館または領事館での申請が必要となり、手続きには数週間かかることがあります。

カナダに渡航する場合、観光やビジネス目的の短期滞在者は、eTA(電子渡航認証)を取得する必要があります。これは、カナダに航空機で入国する際に必要で、オンラインで申請できます。申請は迅速で、通常、数分以内に結果が得られますが、早めに手続きを行うことが大切です。ビザが必要な国の市民は、通常のビザ申請手続きを行う必要があります。カナダへの入国時には、パスポートの有効期限が入国時点で十分残っていることを確認する必要があります。

オーストラリアに渡航するためには、ビザまたは電子渡航認証(ETA)が必要です。観光や短期のビジネス目的での滞在の場合、ETAを取得するのが一般的です。これもオンラインで申請可能で、申請後すぐに承認が下りることが多いです。長期の滞在や特定の目的(例えば、留学)には、適切なビザを申請する必要があります。オーストラリアのビザは種類が多岐にわたるため、渡航目的に応じたビザを選ぶことが重要です。

ニュージーランドに渡航する際は、観光や短期ビジネスの場合、NZeTA(ニュージーランド電子旅行認証)が必要です。これもオンラインで申請ができ、結果は通常数分で分かります。NZeTAを持つことで、ニュージーランドへの渡航が許可されますが、ビザが必要な場合は、現地の大使館や領事館でビザの申請を行う必要があります。さらに、ニュージーランド入国時には、旅行保険の加入や帰国便のチケットを確認されることがあるため、準備を整えておくことが望ましいです。これらの国々では、事前渡航許可の取得は、スムーズな入国を保証するために欠かせないプロセスです。各国の公式な政府サイトで最新の情報を確認し、必要な手続きを早めに行うことをお勧めします。これにより、渡航計画が円滑に進むでしょう。

イギリスが電子ビザに移行

近年、イギリス政府はビザ申請手続きの利便性向上を目的に、ビザの電子化を進めてきました。そして、いよいよ来年から電子ビザに移行します。この動きは、留学希望者を含む多くの渡航者にとって大きな恩恵をもたらしており、エースの生徒にも重要な影響を与えています。特に、ビザ申請に必要な時間や手続きの簡略化が進むことで、イギリスへの留学がこれまで以上にスムーズになりました。本ブログでは、イギリスのビザ電子化の詳細と、それが留学生に与える影響について解説します。

イギリス政府は、世界中からの旅行者や留学生を歓迎する姿勢を強化するため、ビザ手続きの電子化を推進しています。この変革は、従来の紙ベースの申請手続きからデジタルプラットフォームへの移行を目的としており、これにより申請者はオンライン上で手続きが完結できるようになりました。これに伴い、ビザの取得が迅速かつ効率的になり、エースの生徒がイギリス留学を検討する際の一大メリットとなっています。

電子ビザシステムを利用することで、留学生は自宅からビザ申請を行うことができ、郵送や対面での手続きを省略できるのが特徴です。これは、特にコロナ禍やそれ以降の世界的な移動制限がある中で、非常に有効なシステムとなっており、安全かつ効率的に申請を進めることが可能です。

電子ビザの申請は、イギリスのビザ・入国管理局(UKVI)の公式ウェブサイトから行えます。エースの生徒が留学ビザを取得する際、まずはオンラインでアカウントを作成し、必要な書類をアップロードするだけで手続きが進みます。これにより、従来の申請方法で生じていた書類の遅延や紛失のリスクが大幅に軽減されました。また、申請の進捗状況をリアルタイムで確認できる点も、学生や保護者にとって安心材料となっています。

エースでは、ビザ申請に不安を抱える生徒に対し、申請手順のサポートや必要書類の確認を行うカウンセリングを提供しています。生徒がスムーズに電子ビザを取得し、円滑な留学生活をスタートできるよう、私たちのスタッフがしっかりとサポートいたします。

イギリスのビザ電子化は、エースの生徒にとって大きな恩恵をもたらします。まず、申請プロセスがオンラインで完結するため、時間や労力が大幅に削減され、他の準備に集中する時間が増えます。また、ビザ申請の進捗をオンラインで確認できるため、申請に関する不安が軽減されます。さらに、電子ビザは従来の紙ベースのビザよりも発行スピードが速いため、出発直前でもビザが間に合わないといった事態を防ぐことができます。

イギリスは、質の高い教育機関が多く集まる国であり、留学生にとって魅力的な学びの場です。エースでは、イギリスの大学やインターナショナルスクールへの留学を希望する生徒が、最新のビザ制度に対応できるようにサポート体制を強化しています。ビザの電子化により、手続きの効率が向上したことで、より多くの生徒がスムーズにイギリスでの学びをスタートできる環境が整っています。エースでは、この新しいビザ制度を活用し、生徒が安心してイギリス留学を実現できるよう、引き続きサポートを行ってまいります。